JAFカートライセンスの取得について
日本自動車連盟が発行するJAFライセンスを取得することで全日本選手権や地方選手権、国際レースに出場することができます。
このライセンスは10~14歳の「ジュニア」と15歳以上の「シニア」の資格に分けられます。
なにもライセンスを持っていない状態で講習を受けると『カート国内B』という資格を取ることができ、そこから定められたレースに出場したり、その大会で一定水準以上の実績を残すことで『カート国内A』→『カート国際C』→『カート国際B』→『カート国際A』とステップアップします。最高が『カート国際A』です。
ジュニア資格は年齢制限により『カート国内B』のかわりに『ジュニアB』、『カート国内A』の代わりに『ジュニアA』、『カート国際C』の代わりに『ジュニア国際C』という資格が割り振られています。『カート国際B』以降は15歳以上が条件となるのでシニアとジュニアの区別がなくなります。
詳しくはJAFの公式ページを参考にしてください。
参考:JAFカートライセンスのステップアップについて
講習ライセンスを受けるために
まずは講習を行っているサーキット場を探す必要があります。JAFの公式ページよりカートライセンス講習会が検索できますので、日付とカート場を確認してください。予約の有無や開始時刻は会場によって異なりますので、必ず事前に確認をするようにしてください。
参加資格について
【年齢】:10歳以上(シニアは15歳以上)
※ジュニア資格については、生年月日がわかる公的機関が発行する書類の原本や写しやコピーが必要であったりする場合があります。10才~11才の方は、規定により親権者または保護者と一緒に受講してください。
特別な参加条件はとくになく、年齢さえクリアしていればタイムが○○秒以下とか△△試験に合格している、といったことはなくだれでも受講することができます。普通自動車免許等もいりません。
必要な持ち物
特別に必要な持ち物は証明写真と印鑑くらいであとはカートが乗れる服装であれば特に問題ありません。すでにJAF会員の方は会員証を忘れずにお持ちください。
持参物
・筆記用具
・証明写真1枚(3cm×4cm)
・印鑑
・長袖、長ズボン
・運動靴(くるぶしが隠れる程度のもの) ※サンダルNG
・グローブ(レンタルもあり。講習コースで要確認)
・ヘルメット(レンタルもあり。講習コースで要確認)
・JAF会員証(会員のみ)
受講料
受講料はJAF会員は講習料のみなので16~7,000円前後で収まりますが、非会員は入会金も必要となるので講習料に6,000円が加わります。入会手続きは講習会場でできるところもありますので、ぜひご確認ください。
【JAF会員費用計】6,000円
– 入会費2,000円
– 年会費4,000円)
※JAF非会員のみ。18歳未満は不要。
【講習料計】16~17,000円
– JAFライセンス新規許可書料金 3,000円
– JAFへ支払う推薦申請料金国内B 6,100円
– 教本 2,500円
– 講習費 3,500円 ※講習所によって異なる
– 代行手続き 2,000円 ※講習所によって異なる
※コースの使用料、カートのレンタル料で更に追加でお金が必要になることもあります。
※代行手続きを支払わず自分でJAF窓口で申請する手段もございます。その場合、JAFライセンス新規許可証料は窓口で支払うことになります。郵送での手続きも可能です。自分で手続きをする際はJAFのライセンス詳細ページの「ライセンス交付申請手続き」項目を参照してください。
講習内容
講座の内容は座学が1時間程度、実技が1.5時間程度です。内容は以下のようなことを学びます。特に難しいことは覚えたり、特別なドライビングが必要といったことはなく初心者でも理解出来る内容なので予習等は必要ありません。実技は座学で学んだことを実際の走行で覚えましょうといったものになっています。
座学の主な内容
1.コース走行上の一般ルール
2.車両及び運転者の装備
3.SLカートレース規則の説明
4.JAF規則の説明
実技の主な内容
1.信号旗の意味
2.コース上のマナー
ライセンス取得後
だいたいこんなかんじで午前中に申し込みと座学を行い、午後に実技を行うといったスタンスが多いようです。代行手続きをする場合は自宅にライセンス証が届きますので、ぜひカート仲間に自慢しに行きましょう。
また、ライセンス取得後はJAFの機関誌の『JAF Mate』とライセンスやレース情報が記載されている情報誌『JAF Motor SPORTS』が手元に届くようになります。ステップアップには欠かせない情報なのでチャレンジしてみましょう。